宇都宮ブレックスがChampionShipを制し、Bリーグのアワードも発表されて、2024-25シーズンが幕を閉じました。
これからは来シーズンに向けての移籍情報や新チームの編成などを観察すると同時に、日本バスケファンなら気になるイベントが待っています。そう、【FIBA Asia Cup 2025】の開幕ですね。
日本代表は今大会、「優勝を目指す」とハッキリと宣言しています。ということで、本ブログでは、いち早く当該大会の日本代表ロスターを予想・考察していきたいと思います。
候補選手は6/11のJBAリリースから抽出しています。
ほぼ確実な選手
まずは、大会ロスターにほぼ確実な選手を挙げていきます。
河村勇輝選手(24歳:メンフィス・グリズリーズ)

2023年のW杯から急成長を遂げ、今や日本代表のエースとして欠かせない選手となった河村勇輝選手。2024年のパリ五輪:フランス戦では、29得点・7REB・6ASTを記録し、2000年代の五輪バスケの試合で【25得点・5REB・5AST】を達成した史上4人目の偉業を達成しています。
河村選手と言うと華麗なノールック・パスに目が行きがちですが、最大の武器はスピードと身体の強さを活かしたペイントアタック能力にあります。
ホーバスバスケの重要な要素として【ペイントタッチ(ハンドラーやボールをペイントエリア内に入れる)】が挙げられますが、フィジカルで劣る日本人選手にとっては難しいプレーですが、それを河村選手は172cmという低身長でやってのけます。
また、ペイントアタック後のゲームメイクも素晴らしく、キックアウト(ドライブの後に3Pシューターにパスをするプレー)やサークルアンダー(ゴール下まで侵入し、相手ディフェンスを収縮させるハンドラープレー)も落ち着いてこなします。他にもクラッチシチュエーションでの3Pシュートも強みの1つですよね。
NBA選手ということもあり、契約の問題などを挙げる人もいますが、河村選手は良くも悪くもNBAチームに必要不可欠な選手というレベルではありませんし、MEMとの2way契約も2024-25シーズンの1シーズンのみの契約。本人も日本代表の活動には積極的な意向を示していますから、仮に来シーズン契約したチームからもその意向は止められることはないでしょう。
ジョシュ・ホーキンソン選手(29歳:サンロッカーズ渋谷)

予選Windowでは他にもアレックス・カーク選手やジョシュ・ハレルソン選手が出場しましたが、日本代表にとっての最重要ポジションである帰化枠選手はジョシュ・ホーキンソン選手以外ないでしょう。
ホーバスバスケにおけるビッグマンは重要かつ数多くの役割を求められます。あくまでこれまで試合を見てきた筆者個人の印象論ベースでそれらの役割を挙げると、以下の通りです。
- Pick&Rollのロールマンとしてペイント内にダイブ。
- Pick&Popして3Pを狙う。
- トランジションオフェンスへの参加。
- リムプロテクトやリバウンド。
- スイッチ(スクリーン後のディフェンスマッチアップの交換)能力。
特に3Pシュート能力が重要で、予選Windowでの試合では、3Pシュートの選択肢がないカーク選手や川真田紘也選手がトップでボールを持ってスラッシュプレーヤーにハンドオフ(手渡しパス)しても、両選手に相手ディフェンダーのビッグマンがプレッシャーをかけないので、インサイドのスペースが生まれず、オフェンスが停滞してしまうケースが多々ありました。
ホーキンソン選手は上記のプレーを全てこなすどころか、いずれも高いレベルで遂行することが出来る選手であるため、河村選手同様、チームに欠かせない選手です。
ただ、3P%が昨シーズンと比較して41.2%→33.7%と大きく低下しています。チーム内のパワーバランスが悪くて過度に期待されていたとか、代表活動との並行で疲弊していたとか色々と要因はありそうです。後述するもう1人の帰化枠候補の選手との比較で、ホーバスHCが「何を捨てて何を得たいか」でロスターに加えられるかどうかが変わるかもしれません。
富永啓生選手(24歳:レバンガ北海道)

現在、河村選手とともにNBA挑戦中の富永啓生選手。ただ、来シーズンからはBリーグ・レバンガ北海道への加入が決定とのことで、招集へのハードルはほぼ無いと見て良いでしょう。
2024年パリ五輪ではほとんどプレータイムを与えられず、やや信頼が落ちた印象を抱く選手ですが、波があるとは言え、富永選手の3Pシューターとしての能力はやはり捨てられないと思います。
多くの人の記憶に残っている、2023年W杯でのフィンランド戦(3PFG:4/7)とカーボベルデ戦(同:6/8※途中まで6/6)のように、一度入りだすと止まらない3Pシュートは日本代表の大きなオプションの1つになり得ます。
所属するGリーグチームはチームとしてリーグの優勝を目指すことよりも、如何にしてNBAチームにコールアップされるかのアピールであったり、2巡目指名された若手選手の育成の色が濃いチームとあって、当時23歳という「ベテランルーキー」としてチームに加入した富永選手にとっては厳しい環境にありました。
ですが、日本代表では得意の3Pシューターとして専念することが出来ますし、課題とされてきたディフェンスの部分が証明されれば、本戦でも中心選手としてプレータイムを得ることが出来ると思います。
吉井裕鷹選手(27歳:三遠ネオフェニックス)

昨シーズンまでほとんどプレータイムや重要な役割を与えられていなかったにも関わらず、その闘争心剥き出しのプレースタイルで日本代表に欠かせない選手に成長した「トム・ホーバスの申し子」である吉井裕鷹選手。
今シーズン、プレータイム獲得のためにアルバルク東京から三遠ネオフェニックスへ移籍し、主要スタッツのほとんどでキャリアハイを更新しました。
特に得点面の伸びが凄まじく、A東京時代は2021-22シーズンの3.2PPGが最高でしたが、今シーズンはほぼ4倍の11.3PPG。シュート効率もBリーグではエリート級で、FG%:50.6%(4.2/8.4)・3PFG%:36.6%(1.1/3.1)・FT%:71.9%(1.7/2.3)と素晴らしい数字を記録。
また、吉井選手の最大の魅力がアグレッシブなディフェンス。今シーズンの平均BLKこそ0.3本で決して多い数値ではありませんが、代表戦でもその「攻撃的なディフェンス」は火を噴き、各国の代表選手にも強烈なBLKをかますこともしばしばあります。W杯フィンランド戦でBLKした後に相手を威嚇するかのような形相で睨みつけているシーンはテクニカルファウルギリギリですが、個人的には好きなシーンです。
アジア杯予選のWindow2からはチームキャプテンを任され、Window2でのグアム戦でイージーシチュエーションでのレイアップを外すなど、厳しい目を向けられるくらいには重要な立場まで選手として成長しました。先日、6月4日で誕生日を迎えたばかりの27歳でバスケットボールプレーヤーとして全盛期に差し掛かっている吉井選手。代表戦での活躍にも期待しましょう。
ジェイコブス昌選手(21歳:フォーダム大学)

昨年のオリンピック強化試合から本格的に日本代表ロスターに加わり、パリ五輪でも出場を果たしました。
ジェイコブス選手のハワイ大での今シーズンの主要スタッツは以下の通り。
GP | MIN | PPG | FG | 3P | FT | REB | AST |
30 (8) | 18.9 | 6.9 | 2.2/5.3 41.1% | 1.0/3.3 30.6% | 1.5/2.0 78.0% | 2.6 (0.7/1.9) | 0.6 |
一見パッとしないように見えますが、昨シーズンよりも明らかに役割が増えました。その根拠となるのがFTA。昨シーズンは26試合(全てベンチ出場)でしたが、FTAはわずか4本。今シーズンは大幅に増やして59本のFTAを獲得しました。
来シーズンから所属するフォーダム大学は、NCAAでは「ミッドメジャー」と呼ばれる、いわゆる中堅校的な立ち位置。ハワイ大学はそれよりも低いローメジャーと呼ばれるチームだったので、今回のアジア杯で活躍できれば、ジェイコブス選手自身の自信にもなりますし、チームからの受け入れもされやすくなるでしょう。
川真田紘也選手(26歳:長崎ヴェルカ)

日本代表チームには貴重なリザーブビッグマンである204cm・110kgのサイズを誇る川真田紘也選手。
各チームのビッグマンは外国籍や帰化選手が務めることが多く、その分、競争も激しいCというポジション。事実、川真田選手も今シーズンの平均出場時間は僅か6分49秒、平均得点も1.3得点と、知名度・日本代表選手というブランドに見合わないスタッツで批判されることが多い選手です。
そんな川真田選手の選手としての役割としては、(あくまで日本代表の試合を見た個人的な印象ですが)以下の役割が考えられます。
- オンボールのスクリナー。
- オフボールのスクリナー。
- リバウンド、ボックスアウト。
- 50:50のボールに飛び込む・確保する。
- 上記を含んだハッスルプレー。
このようにスタッツに表れない役割をこなし、本人もその役割を理解して余計なことは一切しません。こういう「自分の役割はこれだ」と正確に認識して、それを実行・徹底できる選手はHCにとって非常に使いやすい選手です。だから、スタッツ面が貧弱でもほぼ常に日本代表に召集されているんですね。
ロスター入りが濃厚な選手
次に、「確実」とはいかないまでも、過去の実績だったり、健康状態によってはロスター入りの可能性が高い選手をピックアップしていきたいと思います。
テーブス海選手(26歳:アルバルク東京)

予選Window3ではチームキャプテンも務めたテーブス海選手。188cmという日本代表にとっては貴重なビッグガードで、大学時代をアメリカで過ごしたこともあって、ペイントエリアへのアタックも全く躊躇しない強さがあります。
ただ、ペイントアタックからのその後の展開の仕方や、RSでは3Pシュートの精度が低い(1.0/3.4:28.8%)など、課題が少なくない選手ではあります。それでもアジア杯予選では要所で3Pを射抜いて52.9%という高確率を記録しました。試投数も4.3本と申し分ないです。
事実、アジア杯予選後に限ると、RSの成功率は34.6%。試投数は時に6~8本のハイボリュームなところを見ても、テーブス選手自身、自信をもって3Pシュートを打っていることが分かります。
今回のホーバス体制では、ホーキンソン・渡邉飛勇のツインタワーを敷くこともあれば、2人のPGを並べる2ガードを敷くことも多くなりました。その際、テーブス選手のサイズは最も重要なファクターになるでしょう。
脇真大選手(23歳:琉球ゴールデンキングス)

2024−25シーズンのBリーグ新人賞に選ばれた脇真大選手。CSを直前に離脱したチームの司令塔である岸本隆一選手の穴を埋めて余りある活躍を見せ、チームを決勝戦に引き上げました。CSではPPG:7.3→10.6、FG%:45.4%(2.8/6.2)→47.4%(4.5/9.5)にジャンプアップ。
ペイントアタック能力は折り紙付きで、プレーメイキングにも磨きをかけています。岸本選手の離脱からプレーメイカーの役割も与えられましたが、毎試合ASTを記録(4/20~CS・5/27のAPG:3.4)。CSでは8ASTを記録することもありました。
2023年のW杯では、本来SGだった西田優大選手をビッグPGとして招集したケースもあるため、脇選手もビッグPGとしてロスターに組み込まれる可能性は十分にあると思います。
西田優大選手(26歳:シーホース三河)

Window2で緊急招集されたにも関わらず、2戦ともリーディングスコアラー(モンゴル戦、グアム戦いずれも21得点)としてアピールした西田優大選手。以後のWindow3では招集されませんでしたが、「ニシダはあの2試合で充分に評価できた」と首脳陣に認識してもらえた可能性もあります。
2023年のW杯では本職ではないPGの役割を与えられ苦戦しましたが、本職のウイングスコアラーとして役割を与えられればいつでも得点できることを証明しました。
年齢的にも2027年のW杯には28歳とバスケットボール選手として全盛期を迎える年代。これまで日本代表のウイングスコアラーとして活躍した比江島慎選手はその時期は37歳。「ポスト・比江島」のような成長を期待して、未来を見据える意味でも西田選手の召集はあり得ると思います。
馬場雄大選手(29歳:長崎ヴェルカ)

渡邊雄太選手同様、長年日本代表に貢献してきた馬場雄大選手。日本代表戦において、色々と批判を浴びている選手で、筆者個人としても、正直あまり推せない選手です。メンタリティ的に好きな選手ではあるんですがね(笑)
と言うのも、馬場選手の良いところであり悪いところでもある紙一重の特徴として、時々、自身がNBAオールスター級の選手であると思い込んでいるようなプレーを選択するところ。それがハマる時は大活躍だし、ハマらない時は大チョンボになることもしばしばあります。
アジア杯予選はケガの影響もあり、Window1の中国戦のみ出場。この試合は渡邊雄太選手がまだNBAに所属していた頃で不参加、吉井選手もスコアリングにそこまで貢献出来ておらず、比江島選手もあまりスイッチの入っていない試合でした。
そんな中、馬場選手のスイッチが入り、この試合は24得点・4REB・2AST・0TO。プレータイムはチーム最長で37分7秒出場。シュート効率も素晴らしく、FG%:60%(6/10)、3P%:66.7%(4/6)、FT%:100%(8/8)と大活躍でした。数十年ぶりにFIBA公式試合で中国に勝利を収めた立役者と言っても過言では無いでしょう。
海外選手・チームとのマッチアップに経験豊富な選手なので、チームからは頼りにされているはず。でも、もう少しベテランシップと言うか、落ち着いたプレーをしつつ、必要な時に起爆剤になってくれる。そんな選手として活躍して欲しいところです。
金近廉選手(22歳:千葉ジェッツ)

2023年W杯の日本代表選考から本格的にロスター候補に加わってきたのが、この金近廉選手。所属チームでは3Pシューターの役割を確立しており、ルーキーイヤーだった昨シーズンからPPGと3PFGAの数は減らしているものの、確率は34.8%→38.6%と向上しています。
196cmという日本人離れしたサイズに似合わず、%FGA3Pは78.7%というピュアシューター。一時期、これだけのサイズがあるなら、自分でクリエイションも出来る選手になって欲しいなという思いを抱いてましたが、現状、チームにはDJ・ホグ選手、渡邊雄太選手、クリストファー・スミス選手(スミス選手は契約満了にて退団)という強力なウイングプレーヤーがズラリといるので、プレースタイルの面についてはこれからの成長に期待という感じです。
まだまだ若く伸びしろもある選手なので、あまり小さくまとまった選手にはなって欲しくないですが、こと「スポットアップシューター」という役割を持つ選手というのはチームに何人いても困らないので、招集される可能性は高い選手でしょう。
課題としては波が大きいことで、恐らく、その波が無ければ2023年W杯にも2024年パリ五輪にもロスターに加わっていた選手だろうなという印象は持っています。
また、ウエイト不足でディフェンス面の不安もあります。オフェンスでもディフェンスでも当たりにひるんでいるようには見えませんが、フィジカルにモノを言わせた選手に強引に突破されている印象があります。一長一短に克服は難しいので、チームとして金近選手のディフェンス力のマイナスを計算できるかどうかが本戦召集の鍵になりそうです。
富樫勇樹選手(31歳:千葉ジェッツ)

言わずと知れた日本を代表するPGである富樫勇樹選手。今でこそ、河村選手に「日本最高のPG」の座を受け渡しましたが、その卓越したゲームコントロール力はまだまだ強力な選手です。
テスト感覚だったのでしょうが、予選Windowでは172cmの河村選手と167cmの富樫選手を並べて2ガードを敷いていることもありました。流石に本戦では採用しないプランだとは思いますが、チームの強いところを徹底的に使う河村選手と、スコアリングファーストながら、オフェンスのバランスをとる富樫選手の2ガードは結構機能していたように思います。
日本代表では2023年W杯のフィンランド戦以降、同試合での河村選手の活躍をキッカケに、明確にバックアップPGの立場に下がっていきましたが、6thマンとしての役割も十分果たしています。
そんな中記憶に新しいのが、CSでのA東京戦(@5/11)。この試合、富樫選手は合計18得点挙げましたが、その内16得点はなんと第2Qのみで挙げています(3P%:100%(5/5))。
本戦に出場できるかどうかは足首の捻挫のコンディション次第でしょう。渡邊雄太選手同様、日本代表活動には積極的な選手であるため、コンディションさえ整っていれば招集には応じ、ロスターの登録も濃厚だと思います。
可能性アリ、育成・ワンチャン枠
ここからは、ロスター登録の可能性がありそうな選手と、育成などを目的にワンチャン選出されそうな選手を列挙していこうと思います。
可能性アリ
- 津屋一球選手(27歳:三遠ネオフェニックス):ピュアシューター枠。直前合宿の調子が良ければ。
- 比江島慎選手(34歳:宇都宮ブレックス):言わずと知れたベテランエース。今後の代表活動への意欲やBCL出場による疲労度による。
- ジャン・ローレンス・ハーパーJr選手(22歳:サンロッカーズ渋谷):ワンポイントディフェンダーとして強力。ただ、オフェンスでの貢献が出来るか微妙。
- ジョシュ・ハレルソン選手(36歳:佐賀バルーナーズ):オフェンス面でホーキンソン選手の代わりになり得る。が、ディフェンスに不安。
- エヴァンス・ルーク選手(34歳:島根スサノオマジック):ディフェンスを始めとした献身性の高い選手。帯同歴も長く、ケミストリー面も問題なさそう。
- 佐土原遼選手(25歳:ファイティングイーグルス名古屋):初召集の予選Windowでは日和ってしまった感があるが、空気に慣れてアピール出来れば。現状ライバルは多いが、貴重なウイングスラッシャー。
- 山ノ内勇登選手(22歳:オーラル・ロバーツ大学):重要な日本人ビッグマン。パリ五輪直前は育成枠だったが、渡邉飛勇選手の候補外によってリザーブビッグマンとしての需要高い。
育成・ワンチャン枠
- 瀬川琉久選手(18歳:千葉ジェッツ):18歳とは思えないプレーメイク能力。PPG・FTR◎。次世代PGの代表格。
- 小川敦也選手(22歳:宇都宮ブレックス):シーズン後半から6thマンとして急成長。BCLの疲労もあるため、直前合宿でどれだけアピールできるか。
- 渡邊伶音選手(19歳:東海大学):期待されながらも未だ代表デビューの無いビッグマン。海外のトップ選手相手に現段階でどこまで出来るか見てみたい。
- 川島悠翔選手(20歳:シアトル大学):オールラウンド性はかなり魅力。Window1のグアム戦でデビューして非凡さを発揮。ただ、所属チームではレッドシャツ(練習生扱い)のため、どちらを優先するか。
ロスター候補まとめ
確実 | 濃厚 | 可能性アリ | 育成 ワンチャン枠 | |
PG | 河村勇輝 | テーブス海 富樫勇樹 | ハーパーJr | 瀬川琉久 |
SG | 富永啓生 | 脇真大 西田優大 | 津屋一球 比江島慎 | 小川敦也 |
SF | 吉井裕鷹 ジェイコブス昌 | 馬場雄大 金近廉 | 佐土原遼 | |
PF | エヴァンス・ルーク | 渡邊伶音 川島悠翔 | ||
C | ジョシュ・ホーキンソン 川真田紘也 | ジョシュ・ハレルソン 山ノ内勇登 |
過去のホーバスHCのロスターの組み方を見ると、2023年W杯・2024年パリ五輪のいずれも「PG3枚・ビッグマン2枚」の体制でした。
そう考えると、PGは上位3名・ビッグマンもホーキンソン選手・飛勇選手で決まり感がありますが、PGはコンディション問題や何を重視するかによりますし、ビッグマンも同様にコンディションの面でどうするか?という選定になりそうです。
特にビッグマンの選出は悩ましいところで、最近は井上宗一郎選手を筆頭にストレッチ4(PFで3Pシュートを得意とするプレーヤー)が増えてきましたが、やはりビッグマンとしてはフィジカルに押し負けない強さやリムプロテクション能力が必要になってきます。将来有望なビッグマンに対して「日本人はインサイドで勝てないから3Pで」という昔からの指導の弊害が今出てきているような気もします。
「優勝を目指す」という目標があるため難しい判断ですが、育成枠として川島選手にはロスターに入って欲しいところです。当時18歳でA代表デビューを果たしながら、アグレッシブにプレーしていた印象だったので、今の育成選手の中では最も経験を積ませるべき選手だと思います。
皆さんの考えるロスター候補があれば、是非コメント欄やXでポストしてみてください。
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