【数字で見る】渡邊雄太選手の日本代表スタッツ

数字で見るシリーズ

バスケ日本代表:渡邊雄太選手の日本代表試合でのスタッツをまとめました。なお、本ページのスタッツ情報は【FIBA主催試合・大会】に限ります。従って、FIBAの主催しない試合(例:ウィリアムジョーンズカップなど)や親善試合、主要大会に向けた強化試合の成績は含まれません。

FIBAアジア選手権2013

この大会から渡邊雄太選手の日本代表でのキャリアがスタートしました。当時の年齢は17歳。アンダーカテゴリには選出された経験は無く、初めての代表出場がいわゆるA代表、トップカテゴリでの出場でした。

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2013.8.3 HKG
2013.8.9 IND
2013.8.10 HKG
プレー時間 PTS FG FG% 2P 2P% 3P 3P% FT FT% REB OREB DREB AST TO STL BLK F ETF
06:0041/425.0%1/425.0%0/02/450.0%110111001
01:0021/1100.0%1/1100.0%0/00/0000000002
22:00135/1050.0%5/862.5%0/20.0%3/3100.0%4041311012

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2013.8.3HKG
2013.8.9IND
2013.8.10HKG
ポゼッション数%PTS%PTS2P%FGA2P%PTS3P%FGA3P %FGM%FGA%2PM%2PA%3PM%3PA%FTM%FTA %REB%OREB%DREB%AST%TO%STL%BLK%PF
6.765.3%50.0%100.0%0.0%0.0% 3.1%6.5%4.3%8.5%0.0%0.0% 16.7%25.0%2.4%10.0%0.0%5.0%9.1%20.0%0.0%0.0%
1.002.7%100.0%100.0%0.0%0.0% 3.7%1.6%4.2%2.1%0.0%0.0% 0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%
14.3216.5%76.9%80.0%0.0%20.0% 14.1%14.5%16.1%14.5%0.0%14.3% 37.5%33.3%10.3%0.0%14.8%6.3%27.3%14.3%100.0%0.0%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2013.8.3HKG
2013.8.9IND
2013.8.10HKG
OF RateDF RateUSG%TS%eFG%(Pace) REB%OREB%DREB%AST%TO% AST/TOFTRPPP
59.1785.129.8%34.7%25.0%70.60 8.1%19.0%0.0%23.8%14.8% 1.001.000.59
200.0082.711.3%100.0%100.0%77.34 0.0%0.0%0.0%0.0%0.0% 0.002.00
90.7870.3120.1%57.4%50.0%71.24 8.9%0.0%15.8%6.3%20.9% 0.330.300.91

所感

この大会で出場したのは3試合ですが、メインとして出場したのは最終戦の香港戦のみ。

当時から「日本人には珍しい【デカくてシュートタッチも柔らかいSF】」として評価をされていたため、国際試合での経験を積ませるために、最終戦はスターターとして出場していたことが見て取れます。

今でこそ、NBA時代は3&Dプレーヤーとして認識されている渡邊選手ですが、スタッツ上はどちらかと言うとミッドレンジやカッティングをメインにしたスタイルでしたね。もちろん、2PFGシチュエーションがこれらのスタッツからは見えにくいので、あくまで推測ですが。

2016年リオデジャネイロ五輪予選

2016年は所属チームのジョージワシントン大学でエースストッパーとして台頭し始めた頃。日本バスケは40年ぶりのオリンピック出場をかけて戦いました。

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2016.7.5LAT
2016.7.7CZE
プレー時間PTSFGFG% 2P2P%3P3P% FTFT%REBOREBDREB ASTTOSTLBLKFETF
17:5141/616.7% 1/425.0%0/20.0% 2/2100.0%101 13002-2
27:31104/850.0% 4/757.1%0/10.0% 2/2100.0%716 1333218

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2016.7.5LAT
2016.7.7CZE
ポゼッション数%PTS%PTS2P%FGA2P%PTS3P%FGA3P %FGM%FGA%2PM%2PA%3PM%3PA%FTM%FTA %REB%OREB%DREB%AST%TO%STL%BLK%PF
9.888.3%50.0%66.7%0.0%33.3% 5.1%9.5%6.7%9.3%0.0%10.0% 22.2%20.0%3.4%0.0%5.0%10.0% 21.4%0.0%0.0%10.0%
11.8814.1%80.0%87.5%0.0%12.5% 13.1%12.9%23.5%17.9%0.0%4.3% 20.0%14.3%20.0%14.3%21.4%7.1% 30.0%75.0%100.0%10.5%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2016.7.5LAT
2016.7.7CZE
OF RateDF RateUSG%TS%eFG%(Pace) REB%OREB%DREB%AST%TO% AST/TOFTRPPP
40.49124.0813.9%29.1%16.7%70.53 2.9%0.0%6.6%13.2%30.4% 0.330.330.40
84.18123.7316.9%56.3%50.0%71.61 13.0%3.9%21.3%6.6%25.3% 0.330.250.84

所感

渡邊選手にとって、初めて世界を相手にした大会がリオデジャネイロ五輪予選。大会の特性上、ヨーロッパ圏の強豪国との対戦となりやすく、渡邊選手自身も世界の高い壁を直に感じた大会になったでしょう。

特にラトビア(LAT)戦ではチームとしても44-88で惨敗し、渡邊選手のNet Rating(OF Rate-DF Rate)では-83.59と大きなマイナス。ある意味、「日本代表で世界に勝ちたい」と熱いものを抱かせたきっかけとなった試合だったかもしれません。

FIBA W杯2019 2次予選

2次予選のWindow1に参戦した渡邊選手。日本人2人目のNBA選手として代表に参加しました。

直前で八村塁選手とニック・ファジーカス選手が加入して大金星を打ち立てた伝説のオーストラリア戦勝利の勢いを継続するべく臨みました。参加する際に残した「僕と塁が合流して、負けることは絶対に許されない」という覚悟を持ったコメントをされたことを今でも覚えてます。

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2018.9.13KAZ
2018.9.17IRI
プレー時間PTSFGFG% 2P2P%3P3P%FTFT% REBOREBDREBASTTO STLBLKFETF
27:55177 / 1546.7% 6 / 1250.0%1 / 333.3%2 / 2100.0% 20200 02013
30:51185 / 1631.3% 5 / 1435.7%0 / 20.0%8 / 1080.0% 42203 31212

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2018.9.13KAZ
2018.9.17IRI
ポゼッション数 %PTS%PTS2P%FGA2P%PTS3P%FGA3P %FGM%FGA%2PM%2PA%3PM%3PA %FTM%FTA%REB%OREB%DREB %AST%TO%STL%BLK%PF
15.8820.0%70.6%80.0%17.6%20.0% 22.7%23.8%25.0%27.3%16.7%15.8% 10.5%8.7%5.6%0.0%7.1% 0.0%0.0%0.0%40.0%0.0%
23.425.7%55.6%87.5%0.0%12.5% 19.2%27.6%21.7%29.8%0.0%18.2% 44.4%37.0%10.5%16.7%7.7% 0.0%33.3%33.3%20.0%12.5%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2018.9.13KAZ
2018.9.17IRI
OF Rate DF Rate USG%TS%eFG%(Pace) REB%OREB%DREB% AST%TO%AST/TO FTRPPP
107.0589.3420.3%53.5%50.0%78.19 3.9%0.0%7.7%0.0%0.0%0.131.07
76.9284.0235.1%44.1%31.3%66.41 6.3%6.8%5.9%0.0%12.8%0.000.630.77

所感

総合的なパフォーマンスとしては1戦目のカザフスタン(KAZ)戦の方が高いですが、印象に残っているのが2戦目のイラン(IRI)戦。USG%:35.1%と大エース級のオフェンスで、中東最強国に立ち向かっていきました。

FTAも10本獲得しており、FTR:0.63と、日本のオフェンスを引っ張っていました。気合いの入り様は、ファストブレイクを決めた後の咆哮もあり、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?渡邊選手がアメリカに渡って日本に持ち帰ってきた最も大きなものは、この闘争心に他ならないと思います。

FIBA W杯2019

八村選手も加わって「史上最強日本代表」として、満を持して挑んだW杯。結果は5戦全敗でしたが、渡邊選手のスタッツはどうだったのでしょうか?

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2019.9.1TUR
2019.9.3CZE
2019.9.5USA
2019.9.7NZL
2019.9.9MNE
プレー時間PTSFGFG% 2P2P%3P3P%FTFT% REBOREBDREBASTTO STLBLKFETF
30:20114 / 1233.3% 3 / 933.3%1 / 333.3%2 / 2100.0% 5232021113
33:28157 / 1258.3% 7 / 1163.6%0 / 10.0%1 / 250.0% 5051100114
27:3392 / 633.3% 2 / 450.0%0 / 20.0%5 / 683.3% 303210028
33:2591 / 714.3% 0 / 30.0%1 / 425.0%6 / 6100.0% 6152100410
37:023411 / 1957.9% 11 / 1668.8%0 / 30.0%12 / 12100.0% 9271321136

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2019.9.1TUR
2019.9.3CZE
2019.9.5USA
2019.9.7NZL
2019.9.9MNE
ポゼッション数%PTS%PTS2P%FGA2P%PTS3P%FGA3P %FGM%FGA%2PM%2PA%3PM%3PA %FTM%FTA%REB%OREB%DREB%AST %TO%STL%BLK%PF
12.8816.4%54.5%75.0%27.3%25.0% 18.4%23.1%27.3%30.0%11.1%13.6% 11.1%9.5%19.2%40.0%14.3%15.4% 0.0%25.0%100.0%10.0%
13.8819.7%93.3%91.7%0.0%8.3% 20.6%20.7%25.0%24.4%0.0%7.7% 12.5%11.1%14.7%0.0%19.2%6.7% 7.1%0.0%5.6%
9.6420.0%44.4%66.7%0.0%33.3% 10.8%9.7%14.3%8.9%0.0%11.8% 62.5%50.0%9.1%0.0%12.0%28.6% 5.6%0.0%16.7%
10.6411.1%0.0%42.9%33.3%57.1% 4.9%9.7%0.0%6.5%9.1%15.4% 30.0%22.2%16.2%6.3%23.8%10.5% 11.1%0.0%0.0%28.6%
27.2852.3%64.7%84.2%0.0%15.8% 50.0%32.8%50.0%38.1%18.8% 57.1%52.2%28.1%25.0%29.2%9.1% 16.7%20.0%100.0%5.9%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2019.9.1TUR
2019.9.3CZE
2019.9.5USA
2019.9.7NZL
2019.9.9MNE
OF RateDF RateUSG%TS%eFG%(Pace) REB%OREB%DREB%AST%TO%AST/TOFTRPPP
85.40123.7318.5%42.7%37.5%69.56 9.4%7.5%11.3%16.5%0.0%0.170.85
108.07124.4319.4%58.2%58.3%69.95 8.7%0.0%14.9%4.8%7.2%1.000.171.08
93.36128.2312.6%52.1%33.3%78.13 4.8%0.0%9.7%19.4%10.4%2.001.000.93
84.59146.0114.0%46.7%21.4%76.32 8.9%2.3%20.0%10.0%9.4%2.000.860.85
124.63104.7235.7%70.0%57.9%74.76 13.7%6.2%21.0%9.8%11.0%0.330.631.25

所感

記憶に残っているのは、最終戦のモンテネグロ(MNE)戦で、FIBA公式試合ではキャリアハイとなる34得点を叩き出していました。
前の試合のニュージーランド(NZL)戦後のインタビューで「何も出来ていなかった。日本代表として恥」とまで評した次の試合でこのパフォーマンスだったので、かなり気合が入っていたのでしょう。相手チームから出血の指摘があって治療のためベンチに下げられなければ、恐らく40分フル出場していた勢いでしたね。「チームの総得点の内、何%を得点していたか?」の指標である%PTSが52.3%と、大エースの活躍でした。

他に印象的だったのが3戦目のアメリカ(USA)戦。チームとしての結果は45-98で惨敗でしたが、この試合、チームFTAの半分を稼ぐ6本。FTR:1.00と、当時NBA2年目を迎えようとしていた渡邊選手にとって、「俺はこういう奴らとシーズンやり合うんだ」という覚悟と強い闘争心を持って挑んでいたのが分かります。

2021年東京五輪

パンデミックの影響で自国開催ながらアウェイ同様の環境下で行われた東京五輪。W杯を経験して、日本代表としての「史上最強」を更新して臨みましたが、スペイン(当時世界ランク2位)・スロベニア(同7位)・アルゼンチン(同4位)というグループリーグに。

当時から「日本はどこのグループに入ってもキツいのは変わらない」と言われていましたが、それにしてもキツ過ぎました。

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2021.7.26ESP
2021.7.29SLO
2021.8.1ARG
プレー時間PTSFGFG%2P2P%3P3P% FTFT%REBOREBDREBASTTOSTL BLKFETF
35:41195/1338.5%3/837.5%2/540.0% 7/977.8%8353350022
36:12177/1546.7%4/944.4%3/650.0% 0/20.0%7252202316
34:39177/1450.0%7/1070.0%0/40.0% 3/3100.0%9271301218

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2021.7.26ESP
2021.7.29SLO
2021.8.1ARG
ポゼッション数%PTS%PTS2P%FGA2P%PTS3P%FGA3P %FGM%FGA%2PM%2PA%3PM%3PA %FTM%FTA%REB%OREB%DREB%AST %TO%STL%BLK%PF
19.9624.7%31.6%61.5%31.6%38.5% 19.0%20.3%20.0%21.6%18.2%18.5% 50.0%50.0%25.0%37.5%20.8%15.0% 27.3%71.4%0.0%0.0%
17.8821.0%47.1%60.0%52.9%40.0% 22.4%19.5%20.0%19.6%25.0%19.4% 0.0%22.2%21.2%22.2%20.8%13.3% 22.2%0.0%40.0%14.3%
18.3222.1%82.4%71.4%0.0%28.6% 19.4%17.9%25.9%19.2%0.0%15.4% 60.0%60.0%23.1%18.2%25.0%6.3% 23.1%0.0%25.0%15.4%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2021.7.26ESP
2021.7.29SLO
2021.8.1ARG
OF RateDF RateUSG%TS%eFG%Pace REB%OREB%DREB%AST%TO%AST/TO FTRPPP
95.19118.8126.9%56.0%46.2%74.38 12.1%8.4%16.5%16.0%15.0%1.00 0.690.95
95.08144.6822.3%53.5%56.7%79.78 8.9%4.8%13.5%8.8%11.2%1.00 0.130.95
92.79119.8122.6%55.5%50.0%79.86 11.9%5.2%18.8%4.4%16.4%0.33 0.210.93

所感

いずれの試合もチームの2ndオプションとしての役割を全うした感じです。そういう印象を基にアドバンスドスタッツを眺めると、OF RateとPPPが2ndオプションプレーヤーとしては100や1.00に僅かに届かないところで低空飛行で安定してしまっていました。

ただ、毎試合、ほぼ全てのスタッツ項目で記録を残している辺り、渡邊選手のオールラウンダー性を象徴しています。しかし、そのオールラウンダー性は世界の壁を壊すには至らない、「これが渡邊選手がエース級で動くチームの限界なのかな?」と突き付けられた大会にもなった感じがします。

FIBA アジア杯2022

代表のサイズアップ主に取り組み、システマチックに戦うフリオ・ラマスHC体制から、サイズはある程度度外視してでも、スピードと3Pで戦うトム・ホーバスHC体制にガラリと変わった日本代表に加わった渡邉選手。

渡邊選手自体もこの前のシーズン、NBAではトロント・ラプターズで一皮剥けたローテーションプレーヤーに成長して参戦した大会。代表チームも選手個人も色々と変わった上で臨んだ大会のスタッツはどうだったのでしょうか?

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2022.7.13KAZ
2022.7.15SYR
2022.7.17IRI
2022.7.19PHI
2022.7.21AUSDNP
プレー時間PTS FGFG% 2P2P% 3P3P% FTFT% REBOREBDREB ASTTOSTLBLKFETF
29:2621 8/1553.3% 7/1353.8% 1/250.0% 4/850.0% 844 4113125
14:018 3/933.3% 1/333.3% 2/633.3% 0/0 624 3100010
26:0717 6/1540.0% 5/862.5% 1/714.3% 4/580.0% 1019 1401215
19:2015 5/955.6% 4/757.1% 1/250.0% 4/4100.0% 918 3310121
DNP

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2022.7.13KAZ
2022.7.15SYR
2022.7.17IRI
2022.7.19PHI
2022.7.21AUSDNP
ポゼッション数 %PTS%PTS2P%FGA2P %PTS3P%FGA3P %FGM%FGA %2PM%2PA%3PM%3PA %FTM%FTA %REB%OREB%DREB %AST%TO%STL%BLK%PF
19.5221.0%66.7%86.7% 14.3%13.3% 20.2%18.3% 29.2%29.5%8.3%5.3% 25.0%38.1% 16.3%18.2%14.8% 16.7%7.7%5.6%75.0%5.0%
10.006.8%25.0%33.3% 75.0%66.7% 8.1%12.3% 11.1%14.3%7.4%11.5% 0.0%0.0% 14.3%25.0%11.8% 8.8%11.1%0.0%0.0%0.0%
21.222.4%58.8%53.3% 17.6%46.7% 21.3%25.4% 35.7%30.8%9.1%21.2% 26.7%25.0% 32.3%20.0%34.6% 6.3%28.6%0.0%50.0%15.4%
13.7614.7%53.3%77.8% 20.0%22.2% 13.9%13.2% 20.0%21.2%7.7%5.7% 17.4%16.0% 26.5%12.5%30.8% 20.0%30.0%10.0%0.0%5.9%
DNP

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2022.7.13KAZ
2022.7.15SYR
2022.7.17IRI
2022.7.19PHI
2022.7.21AUSDNP
OF Rate DF Rate USG%TS%eFG%(Pace) REB%OREB%DREB% AST%TO%AST/TOFTRPPP
107.5884.1224.1%56.7%56.7%80.04 12.9%11.3%15.1% 19.4%5.1%4.000.531.08
80.0069.1012.3%44.4%44.4%82.21 21.1%15.4%25.9% 25.9%10.0%3.000.000.80
80.19116.3328.0%49.4%43.3%75.50 20.4%4.5%33.6% 8.1%18.9%0.250.330.80
109.01102.2917.4%69.7%61.1%79.32 25.2%6.1%41.4% 22.2%21.8%1.000.441.09
DNP

所感

3P主体のスタイルであるHCの意向を汲んで3PAを比較的多くしていました。これまで%FGA3Pは高くても40%程度だったのが、シリア(SYR)戦が66.7%、イラン(IRI)戦が46.7%と上手くアジャストしていました。

ただ、シチュエーションによってはミッドジャンパーも組み込んでいました。これまでホーバス体制になったことで、各選手3Pの意識が高くなり過ぎて無理打ちな3Pがチームとして多かった印象でしたが、渡邊選手が加入したことで、その辺のバランス感が締まった気がします。

FIBA W杯2023

渡邊選手自身3回目の世界大会となった今大会。プロキャリアではブルックリン・ネッツでNBA在籍期間では最高のシーズンを過ごした後の大会。

チームとしてもセンセーショナルな躍進を見せてアジアトップの成績を収めた大会での渡邊選手のスタッツをピックアップしてみます。

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2023.8.25GER
2023.8.27FIN
2023.8.29AUS
2023.8.31VEN
2023.9.2CPV
プレー時間 PTS FG FG% 2P 2P% 3P 3P% FT FT% REB OREB DREB AST TO STL BLK F ETF
30:39207/1070.0%6/785.7%1/333.3%0/06062012321
29:3341/616.7%1/333.3%0/30.0%2/450.0%00022021-1
36:53247/1353.8%4/850.0%3/560.0%7/977.8%7070301521
38:00218/1457.1%5/683.3%3/837.5%2/2100.0%8081212025
40:0052/1118.2%2/633.3%0/50.0%1/1100.0%10010031216

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2023.8.25GER
2023.8.27FIN
2023.8.29AUS
2023.8.31VEN
2023.9.2CPV
ポゼッション数 %PTS %PTS2P %FGA2P %PTS3P %FGA3P %FGM %FGA %2PM %2PA %3PM %3PA %FTM %FTA %REB %OREB %DREB %AST %TO %STL %BLK %PF
1031.7%60.0%70.0%15.0%30.0%28.8%15.4%35.3%23.3%16.7%8.6%0.0%0.0%16.7%0.0%21.4%11.8%0.0%20.0%66.7%18.8%
9.764.1%50.0%50.0%0.0%50.0%2.8%10.3%5.3%10.0%0.0%10.7%7.4%11.8%0.0%0.0%0.0%8.3%14.3%0.0%50.0%5.3%
19.9627.0%33.3%61.5%37.5%38.5%22.4%18.8%17.4%22.2%30.0%15.2%53.8%56.3%21.2%0.0%33.3%0.0%20.0%0.0%50.0%33.3%
16.8824.4%47.6%42.9%42.9%57.1%27.1%20.0%29.4%17.1%25.0%22.9%12.5%11.1%21.6%0.0%28.6%5.3%15.4%14.3%100.0%0.0%
14.446.3%80.0%54.5%0.0%45.5%5.9%17.7%12.5%20.0%0.0%15.6%8.3%7.7%30.3%0.0%35.7%0.0%21.4%16.7%33.3%7.7%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2023.8.25GER
2023.8.27FIN
2023.8.29AUS
2023.8.31VEN
2023.9.2CPV
OF Rate DF Rate USG% TS% eFG% (Pace) REB% OREB% DREB% AST% TO% AST/TO FTR PPP
200.00105.7013.0%100.0%75.0%75.389.4%0.0%20.1%16.3%0.0%0.002.00
40.98114.4312.7%25.8%16.7%76.140.0%0.0%0.0%9.3%20.5%1.000.670.41
120.24139.9125.6%70.8%65.4%77.499.9%0.0%19.0%0.0%15.0%0.000.691.20
124.4195.3020.9%70.6%67.9%80.5410.1%0.0%20.5%5.0%11.8%0.500.141.24
34.6393.8119.1%21.9%18.2%75.0212.7%0.0%21.7%0.0%20.8%0.000.090.35

所感

この大会で結果が出なかったら、日本代表を引退するという覚悟を持って挑んだ大会。一部では「もう渡邊は日本代表の活動よりもNBAに専念したいから言ったんじゃないか」などとも言われていましたが、そんな声を吹き飛ばす、圧巻のパフォーマンスを見せつけました。

この大会では、河村勇樹選手やジョシュ・ホーキンソン選手、富永啓生選手、比江島慎選手といった、オフェンス面で計算が出来る選手がこれまでのロスターよりも増えました。
その影響もあり、渡邊選手自身、ディフェンスに専念する時間帯多くなった結果、これまでUSG%は30%前後を記録することも多かったですが、今回は20%前後になっていることからも分かります。

また、最もスタッツを稼ぎにくいBLKの項目では毎試合記録しており、リムプロテクターとしても活躍したのも素晴らしいですね。

2024年パリ五輪

八村選手も加わって、またしても「史上最強」を更新して臨んだパリ五輪。後日談で、実は大会前から色々とあって、中々バスケに集中できないチーム状況だったとのこと。

そんなチームをリーダーとしてどのようにコート上で引っ張って行ったのか。スタッツを見てみましょう。

基本スタッツ

試合日 対戦相手 S
2024.7.27GER
2024.7.31FRA
2024.8.2BRA
プレー時間 PTS FG FG% 2P 2P% 3P 3P% FT FT% REB OREB DREB AST TO STL BLK F ETF
34:04166/1346.2%2/450.0%4/944.4%0/02021002114
40:4451/425.0%0/10.0%1/333.3%2/2100.0%808142009
35:47146/1735.3%4/944.4%2/825.0%0/10.0%9360003014

詳細スタッツ

試合日 対戦相手 S
2024.7.27GER
2024.7.31FRA
2024.8.2BRA
ポゼッション数 %PTS %PTS2P %FGA2P %PTS3P %FGA3P %FGM %FGA %2PM %2PA %3PM %3PA %FTM %FTA %REB %OREB %DREB %AST %TO %STL %BLK %PF
1320.8%25.0%30.8%75.0%69.2%26.7%19.7%16.7%12.5%33.3%26.5%0.0%0.0%5.1%0.0%7.4%6.3%0.0%0.0%50.0%5.3%
8.885.6%0.0%25.0%60.0%75.0%3.8%5.3%0.0%2.6%6.3%8.1%16.7%14.3%19.5%0.0%25.0%7.1%40.0%50.0%0.0%0.0%
17.4416.7%57.1%52.9%42.9%47.1%18.4%22.4%28.6%25.7%12.5%19.5%0.0%10.0%26.5%21.4%30.0%0.0%0.0%0.0%50.0%0.0%

アドバンスドスタッツ

試合日 対戦相手 S
2024.7.27GER
2024.7.31FRA
2024.8.2BRA
OF Rate DF Rate USG% TS% eFG% (Pace) REB% OREB% DREB% AST% TO% AST/TO FTR PPP
123.08130.2717.5%61.5%61.5%74.673.1%0.0%7.3%6.5%0.0%0.001.23
56.31116.4111.0%51.2%37.5%81.929.8%0.0%18.8%3.7%45.0%0.250.500.56
80.28137.2123.5%40.1%41.2%73.3512.1%7.1%18.6%0.0%0.0%0.060.80

所感

渡邊選手自身もNBAキャリアを終えた直後の大会。メンタル面の影響もあり、シーズンの後半ほとんどプレーできていなかった影響か、W杯の頃程、パフォーマンスは良くありませんでした。

ただ、W杯に引き続き、初戦の相手となったドイツ(GER)戦では、硬さもあるチームを引っ張ろうとしていた様子は見て取れます。Net Ratingは-7.19ながら、OF Rateは123.08と高い水準でした。

通算スタッツ

未だ現役で日本代表選手として活動しているため、現状では基本スタッツのみの通算を算出します。日本代表活動が終了した際には、詳細スタッツ・アドバンスドスタッツの集計も検討します。

基本スタッツ

TotalAverage
出場試合数27試合
(内、スターター:25試合)
プレー時間776:0228:45
PTS36913.67
FG128/2944.74/10.89
FG%43.5%
2PFG101/1953.74/7.22
2P%51.8%
3PFG27/991.00/3.67
3P%27.3%
FT81/1013.00/3.74
FT%80.2%
REB154
(OREB:27/DREB:127)
5.70
(OREB:1.0/DREB:4.7)
AST361.33
TO501.85
STL240.89
BLK301.11
F351.30

キャリアハイ

  • 得点:34得点(【FIBA W杯2019】モンテネグロ戦)
  • FGM:11本(【FIBA W杯2019】モンテネグロ戦)
  • 3PFGM:4本(【2024年 パリ五輪】ドイツ戦)
  • FTM:12本(【FIBA W杯2019】モンテネグロ戦)
  • REB:10本(【FIBA アジア杯2022】イラン戦・【FIBA W杯2023】カーボベルデ戦)
  • AST:4本(【FIBA アジア杯2022】カザフスタン戦)
  • STL:5本(【2021年 東京五輪】スペイン戦)
  • BLK:3本(【2024年 パリ五輪】ブラジル戦・他2試合)

コメント

タイトルとURLをコピーしました