【FIBA 女子W杯2027 準々決勝決定戦】日本✕ハンガリーの試合レビュー

試合レビュー

グループフェイズを終え、いよいよノックダウン方式となるトーナメントに臨む日本代表。準々決勝決定戦のハンガリー戦を振り返ってみましょう。

9/9の試合データ

まずはスタッツを振り返ってみましょう。

基本スタッツ

日本
(FIBAランク:10位)
ハンガリー
(FIBAランク:19位)
63PT84
22/69
31.9%
FG28/56
50.0%
15/36
41.7%
2P17/31
54.8%
7/33
21.2%
3P11/25
44.0%
12/16
75.0%
FT17/22
77.3%
35REB46
12OREB8
23DREB38
19AST17
13TOV17
10STL7
3BLK1
25F23

詳細スタッツ

日本
(FIBAランク:10位)
ハンガリー
(FIBAランク:19位)
68.2%%FGM2P60.7%
31.8%%FGM3P39.3%
52.2%%FGA2P55.4%
47.8%%FGA3P44.6%
47.2%%PT2P40.5%
33.3%%PT3P39.3%
19.0%%PTFT20.2%
20Points Off Turnover8
17Fast Break Points8
112nd Chance Points11
28Points in the Paint30
32Bench Points19

アドバンスドスタッツ

日本
(FIBAランク:10位)
ハンガリー
(FIBAランク:19位)
76.33ポゼッション数74.07
試合のペース:71.22
82.54Offensive Rate82.54
113.41Defensive Rate113.41
41.4%TS%63.9%
37.0%eFG%59.8%
1.18POTE0.62
0.922nd Chance Efficacy1.38
43.2%REB%66.8%
24.0%OREB%35.8%
74.2%DREB%76.0%
86.4%AST%60.7%
17.0%TOV%23.0%
0.83PPP1.13
0.23FTR0.37

Shoot Summary

日本
(FIBAランク:10位)
ハンガリー
(FIBAランク:19位)
4/16
25.0%
Self-Shootmake8/17
47.1%
1/11
9.1%
MID-Jumper3/6
50.0%
1/2
50.0%
Short-Jumper4/8
50.0%
0/0
–
Push0/0
–
2/3
66.7%
Floater0/2
0.0%
11/18
61.1%
Lay-Up9/15
60.0%
0Tip-In1
5/20
25.0%
Catch&Shoot7/15
46.7%
1/4
25.0%
Moving1/3
33.3%
1/8
12.5%
Pull-Up3/7
42.9%
1/6
16.7%
Wide-Open4/9
44.4%

戦評

ここからは個人的な戦評を語っていきます。

中0日の試合で体は重そうだった

日本代表は前回のスペイン戦から中0日の2連戦。対するハンガリーは中1日という違いがあり、日本とは異なり、前戦を勝利(韓国相手に82-73)し、グループフェイズも2勝して通過してきた勢いもありました。

そんな体力的にも精神的にもキツイ状況で日本代表が挑んだこの試合、いきなり7-0のランを許して試合の主導権を握らせてしまいました。

特に後述するDF面が厳しく、ガード・ウイング陣のペリメーターDFが第1Qはほとんど機能せず、その分、ビッグマンである渡嘉敷来夢選手のリムプロテクトでカバーする他ありませんでした。

これが試合を通して機能するならまだ良かったですが、渡嘉敷選手自身も35歳のベテラン選手。ずっとコートに出ずっぱりという訳にもいきません。いない時のDFはかなり苦しいものがありました。

1on1のDFで崩されてしまう

試合を通してDF面で気になったのは、相手ハンドラーとの1on1 DFがほとんどの時間帯で対応できませんでした。前述の通り、第1Q立ち上がりからその傾向は強く、ガード・ウイングに限らず、どの選手がそのポゼッションのハンドラーとしてペネトレイトしてきても、ほとんど1on1でついていくことが出来ませんでした。

そして、その布石を利用されたのが第2Q。このQだけでハンガリーは4/8の3Pを沈めています。シュートのほとんどもペネトレイトからのキックアウトパスからでした。逆に、第3Qではまたハンドラーとの1on1に負け…、という正にやられたい放題でした。

それでもDF面で一部機能していたのは、高い位置からのブリッツ。明らかにハンドラーへのプレッシャーが効いており、その結果、TOV:17本を誘発。第4Qにはその成果もあり、約1/3である6本のTOVを誘発しました。

ただ、最終盤ではなく、序盤にも仕掛けられる場所があれば、まだ試合展開が変わっていた可能性もあります。高い位置でTOVを誘発すれば、ベテラン勢の多いビッグマンのヘルプが必要となくなるので、ビッグマンのスタミナもある程度はコントロールできたのかもしれません。

町田選手のリードパスが光ったが…

選手ごとの詳細なRatingは公式のプレーバイプレーが結構ズレてるので客観的なデータとして示すことは出来ませんが、OFの流れが良かったのは町田瑠衣選手が出ていた時間帯のみだったように感じました。

持ち味であるパスですが、合わせの選手が進んでくるであろう空間に提供するパス、いわゆる「リードパス」が光りました。

町田選手自体に、ハンドリング能力が高いので、ピックを使ってFTサークル付近に入っていければ、カッティングプレイヤーのタイミングさえ合えば、かなりイージーにリム下のシュートを演出していました。

町田選手のパス能力のお陰で、ペイントエリアの得点で繋ぐことは出来ました。本来の日本の弱点のはずのPts.I.Pが28Ptsでハンガリーの30Ptsに肉薄していました。

ですが、ここで課題となったのは、ドイツ戦・スペイン戦同様3Pの確率が上がってきませんでした。スペイン戦同様、Wide-Open3Pの確率が上がっていかなかったのがキツかったですね。インサイドで得点する成果は示したので、中外両方で得点を獲れたら…、といったところでした。

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